拙著「ドイツのスポーツ都市」の読者限定オンライン講演を6月19日に行った。講演タイトルは「まちづくりにスポーツが必要な理由」。参加者の一人、小野千佐子さんが拙著および講演に対するコメントをSNSに投稿された(6月20日)。許可を頂き、当サイトに転載する。
2020年6月21日 文・ 小野千佐子 ( まちライブラリー スタッフ )
スポーツ、特に世間が盛り上がる系のが嫌いな私には、目からウロコがいっぱい落ちました。私の嫌いなスポーツは、この本にはないのです。
ドイツのスポーツクラブのスポーツは、まちづくりの縁の下の力をつくるものだと。都市においては、意図的に人間関係をつくる施策が必要で、それをドイツではスポーツクラブが担っている部分が大きいと。
まちライブラリー※にとっての「本」と高松さんのおっしゃる「スポーツ」に何か通底するものがあるのでは手にした本です。スポーツほどの身体的実感はないかもしれないけれど、感情の共有という点では、おおいにあるね!
スポーツ嫌いな方、必読です。 (了)
※まちライブラリー:個人宅、カフェ、寺、などに設置する私設のマイクロ図書館。地域住民が本を持ち寄りその貸借を通じて、交流をはかるコミュニティ活動。小野さんは同活動をすすめる「一般社団法人まちライブラリー」の事務を担当していらっしゃる。 同社団法人のサイトはこちら
小野千佐子(おの ちさこ)
「一般社団法人まちライブラリー」の活動のほか、オーガニックコットンを使用した布ナプキンを販売する株式会社ティプアを経営している。
拙著に対するコメント、書評、メディア紹介の一覧はこちら
参考:
スポーツの興味深い視座(鈴村裕輔さん)
鈴村裕輔さんによる『ドイツのスポーツ都市』の書評
市民活動におけるスポーツの意義(川中大輔さん)
丨アマゾン丨学芸出版社著書ページ丨