「インターローカルスクール」について

研修プログラム「インターローカル スクール」は、集中講義+オープン エア クラス(議論しながら街を散歩)を組み合わせた不定期開催のプログラムです。ドイツ・エアランゲンで行っています。(主宰 高松 平藏)


プログラムを作ったきっかけ


私、高松平藏は日本で、まちづくりなどのテーマで講演・講義の機会をいただきます。しかし写真を交えてドイツの話をしても、所詮外国のはなし。「ピン」とくる人は少ない。それならドイツで話をじっくり聞いていただき、さらに議論を交えながら、実際の町を歩いてもらおうと考えたのが、このプログラムです。

インターローカル スクールの基本構成

当プログラムの価値と狙い


ドイツは「先進事例のある国」ではなく、日本と「発展経緯が違う国」です。ひと通り視察や調査をしても、事象やシステムが「なぜ成り立っているのか」を理解するのが難しいのはそのため。
当プログラムでは集中講義と実際の街を歩きながら議論を重ねます。

多くの参加者の方は日本社会と異なる構造や発想を知り触発されるようです。そのため食事中も議論が止まらないことがたびたび。合宿のような雰囲気になります。
ここで得た刺激をもとに、日本での議論で新たな問いを立てることにつながることを想定しています(ロゴにその意味を付しました)。


10人以下、2日ぐらいがベスト


プログラムの性質上、参加は10人以下で。日程は1日だけでも結構ですが、2~2.5日をおすすめします。まずはお問い合わせください。→プログラムの一例

メールアドレス:pro <at> interlocal.org (<at>の部分は@に書き直してご使用ください)



参加者のコメント(抜粋、肩書は参加当時のもの、敬称略)

木田 悟史(日本財団)
講義とフィードワークが交互に組み立てられていて、本に書かれていた内容を立体的に理解することができた。

松本 久(亀岡市)
(日本とは)根本的に違う。これが、第一の感想。

吉中 康子(京都先端科学大学 教員)
様々な立場の参加者8人が、同じテーマを共有しあい、学びを自分の解釈で、議論するというとても刺激的な場になった。

渡邉 葉子(国交省)
今後行政の仕事では、その土地の歴史文化やそれに起因する地域の方の考えに寄り添いながら、仕事をしていきたいと感じている。そのための大変大きなヒントを得ることができた。

中村 友梨香(NOBY T&F CLUB コーチ/オリンピック選手)
街の中に学ぶヒントが隠されていた感じだった。高松さんと街を歩くと、街を見る目線がまた変わった。ドイツのスポーツクラブに興味があり受講したが、日本とはスポーツに対する考え方の違いがあった。
【参考】対談:スポーツは社会の中で何ができるのか?中村友梨香×高松平藏

河合 章行(鳥取県)
(地元の施設)「とりぎん文化会館」及び周辺エリアの賑わいづくりプロジェクトにつながった。

小谷 真之介(小谷デザインオフィス)
ドイツという国を肌で体感したことにより、目に見える景色すべてから国民性、哲学、愛郷心といったものを感じることができた。また講義を通して街の見え方も深まった。

高橋 真太郎(鳥取県立図書館)
高松氏とディスカッションしながらまちを回ることで、日本と対比しながら物事を考え、事象の背景を知ることができた。