京都新聞、静岡新聞で著書「スポーツを地域のエンジンにする作戦会議」を取りあげていただいた

追手門学院大学教授・有山篤利さんとの共著、「スポーツを地域のエンジンにする作戦会議―ドイツの現状、日本の背景を深掘り!」(晃洋書房)を新聞でご紹介いただいた。ここでは2紙掲載しておく。


まずは、京都新聞3月2日付。ハイレベルな競技スポーツ環境は学外へ移し、部活を主体的な余暇スポーツを学教育の場として残すことを提唱(有山)、ドイツのスポーツクラブが実は非営利の社会的組織で、住民が交流する場所になっているため「デモクラシーの学校」になっている(高松)。このあたりをクローズアップ。


次に静岡新聞、論説委員の山崎善啓氏による時論を紹介する。

時論「部活は『オン』『オフ』どっちだ」では、2023年から進む部活動の地域移行では、団体競技の部員減少や教師の過重労働にばかり注目されるが、そうではなくて、「スポーツのあり方を考える機会」にしたい。

そういうメッセージが書かれている。この時論の中で、共著者・有山篤利さん執筆パートから引用していただいた。

「欧州ではスポーツをするのがオフ(休息)の時間ですよね。でも、日本ではスポーツをしない時間をオフと言っています」。追手門学院大の有山篤利教授(スポーツ社会学)の講義における学生の発言だという。「スポーツを地域のエンジンにする作戦会議」(晃洋書房)から引いた。スポーツはそもそも、英国で上流階級の娯楽として生まれたとされ、欧州では豊かな休息を過ごす活動として親しまれてきた。・・・・<略>・・・・23年から地域移行が進む中学の部活動改革。団体競技の部員減や教員の負担軽減ばかりが注目されるが、日本のスポーツの在り方を考える機会にもしたい。(論説委員・山崎善啓)

静岡新聞 2024年2月18日
新刊:追手門学院大教授・有山篤利さんと一緒にドイツの事情と日本の問題の背景を深堀りしました。(詳細

部活の地域移行について、教員の方と話す機会が時々ある。素晴らしい方もたくさんおられるが、どうしても「学校」「部活」「教師」といった枠組みから出た視点を持った方が少ない。「社会」という共通のベースの上に学校・スポーツ・そして「人」が立脚しているという視点を持った時に、より幅の広い議論ができるのではないか。(了)


高松 平藏 の「スポーツと都市」に関する著書

都市の魅力を高めるスポーツ
スポーツは地域のコミュニティを作る

執筆者:高松平藏(たかまつ へいぞう)
ドイツ在住ジャーナリストで当サイトの主宰者。 著書に「ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか」など。
2020年には「ドイツのスポーツ都市」 (学芸出版 3月)、「ドイツの学校には なぜ『部活』がないのか」(晃洋書房 11月)を出版。一時帰国では講演・講義、またドイツでも研修プログラム「インターローカルスクール」を主宰している。プロフィール詳細はこちら。また講演や原稿依頼等はこちらを御覧ください。