2021年11月2日 文・高松平藏(ドイツ在住ジャーナリスト)


「飼い犬に噛まれる」というが、飼い猫に手の甲を噛まれた。緊急事態での行動だったが、猫にとっては敵対行為だったのだろう。救急医で治療を受け、薬も処方してもらった。

さて、これで思い出したのが動物による被害だ。

中世のイノシシは牙があって、子供が殺されたが、噛まれて感染症で亡くなったケースはもっとあったかもしれない。

ドイツの都市は管理と安全性という面で世界でもかなり高い水準にある。今日、経験の範囲でいっても、野良犬はまず見ることがないし動物保護施設の充実ぶりを時々紹介されるのはその一端だろう。中世から今日にいたるまでの都市を見ると、動物福祉の発展とその実装を確認することもできると思う。

都市に繁殖する動物の扱いを見ることで、都市の発展を区分けして、評価できるかもしれないと、噛まれた手の甲見ながら考えた。(了)


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執筆者:高松平藏(たかまつ へいぞう)
ドイツ在住ジャーナリストで当サイトの主宰者。 著書に「ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか」など。
2020年には「ドイツのスポーツ都市 健康に暮らせるまちのつくり方」 (学芸出版 3月)、「ドイツの学校には なぜ『部活』がないのか 非体育会系スポーツが生み出す文化、コミュニティ、そして豊かな時間」(晃洋書房 11月)を出版。一時帰国では講演・講義、またドイツでも研修プログラム「インターローカルスクール」を主宰している。プロフィール詳細はこちら。また講演や原稿依頼等はこちらを御覧ください。