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2003-09-30 |
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『舞台芸術・芸能見本市2003大阪』 韓国人ジャーナリストから見た見本市 李 鐘浩(イ・ジョンホ)さん |
◆関連記事◆ 【インタビュー】 大阪21世紀協会 奥野 雅生さん / 複合型ネットワーク形成の場を目指す 【ニュースレポート】『街の表現力が問われるアートフェスティバル |
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| 『大阪といえば商売ばかりの街で、芸術にはまったく関心がないと思っていました。しかし(その認識は)ちがうようだ』 こう話すのは『舞台芸術・芸能見本市 2003 大阪』のために来日した李鐘浩(イ・ジョンホ)さん。同氏はジャーナリストでソウル国際ダンスフェスティバルのジェネラルディレクター。昨年に引き続き 2 度目の参加だ。 今年は韓国のコンテンポラリーダンスの若手アーティスト4組がはじめて参加した。このきっかけになったのが李さんだ。『今年は自分だけでなく若手のアーティストにも見本市に足をのばしてほしかった。事務局にリクエストしてみたところ、受け入れてくれた』。 若手アーティストの参加に李さんは満足している。『ショーケース(公演のダイジェスト)で上演したところ『よかった』と声をかけてもらえた。この評価が社交辞令だとしても、声をかけた人にとっては韓国の印象がより鮮明になるはずだ』(同氏)。 他方、アーティストにとっても、いい機会だった。若手のアーティストは韓国国内で活動しているが、自分でアピールすることは少ない。しかし、見本市の参加によって『売り込む方法を考える機会になった』(同氏)。 一方、見本市の方向性が見えにくいとも指摘する。『私は大阪のことをあれこれいうほど事情を知っているわけではない。しかし、(見本市を見る限り)関西あるいは国内のアーティストを国内外に知らしめたいのか、アジアという単位でアーティストを西洋に知しめたいのか、それとも世界中の芸術家を国内に紹介したいのか、方向性が見えにくい』。 同見本市は今年で4回目。今年は韓国以外からオーストラリア、フランス、イスラエル、カメルーン、英国、米国などのアーティスト・専門家が参加している。(了) (『週刊京都経済』 2003年8月21日付に掲載分) ・・・購読はこちら |
『芸術を育てたい?商売の一部?いずれにせよ、大阪という街が芸術に関心を持っていることが驚きでした』という李鐘浩さん。 |
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【編集メモ】 舞台裏〜言語主権と通訳のはなし |
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| ◆『舞台芸術・芸能見本市2003大阪』には、私も一時帰国し、セミナー等で参加させていただきました。 ◆裏舞台として面白かったのが、9日に行われた国際セミナー。私はナビゲーターという役割をおおせつかいました。パネラーの3人のうち2人が外国人でした。1人は今回登場した李さん。そしてもうひとりはフランスからの人でした。 ◆打ち合わせや本番で大活躍したのが通訳の人たち。私がお世話になった S さんと W さんはもういかにも大阪のおばちゃん。仕事の合間に元気に可笑しく(聞こえる)しゃべくりで、専門職人としての信条から体験談、業界話まで話してくれました。 ◆そんなお2人、打ち合わせがはじまると、キッと顔つきがかわります。妻が日独語の通訳をすることがあるので、通訳の大変な点はある程度わかっているつもりですが、それにもかかわらずパネラーの方につい、執拗につっこんだ質問を繰り返してしまいました。 ◆言い訳がましくいえば、キッと顔つきがかわったところに『プロ意識』を私は見、その安心感から質問ぜめにしてしまったという感じでしょうか。それにしても自分の言葉を大切にしながら他言語を第一言語にしている人とコミュニケーションがとれるということを実現できるという点、通訳の文化的な存在意義だと思います。 ◆通訳といえば大変なのがEU。欧州委員会や欧州議会での公用語は11ヶ国語。つまり言語は絶対主権に属するからという考えがあるからです。英語はあくまでも補助的なものという感じでしょうか。主権の問題とからむため通訳・翻訳の問題は大きく、その対策は容易ではないようです。 ◆ドイツで生活しながら、私のドイツ語はまだまだお粗末。話していて行き詰まるときもしばしば。そんなとき、『いやあ、ドイツ語はまだまだだめでね』とつい言うことがあるのですが、『なあに、逆に私は日本語が話せないからね』と言ってくれる人が多いです。そんな答えに欧州の多言語主義と言語主権のコンセンサスを私は見出しているのですが、どうでしょうか。 ◆ところで、今回の李さんの記事もSさんの通訳があってこそ取材ができました。Sさんありがとうございました。(高松 平藏) |
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