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2003-01-21
エアランゲン市、ゴミ分別率高く
一方で最盛期の熱気は後退気味
ドイツ南部のエアランゲン市はここ15年でゴミの分別率が高くなった。
今月18日付 『エアランガーナハリヒテン紙』 に 『すっかり分別モード』 とした記事が掲載された。同記事はエアランゲン市の環境局がまとめたものを元に書かれたもので、89年から2002年のあいだに分別不能のゴミが55%減少。同時に分別によって資源ゴミが3.5倍に増えたという。リサイクル率は76%。89年の段階ではわずか19%だった。
分別率が増加したのは、環境問題に興味を持つ人が増えたこと、そして市の啓発が功を奏したとしている。
また、同市環境局のリュディガー・マイナルドゥス氏にメールで問い合わせたところによると、ゴミの総量そのものも減少しているという。88年の段階で年間4万2000t、分別など環境保全に対する議論が活発化した91年に2万8000t、2001年には1万6000tにまで減ったという。今後は市内の企業に対して分別強化をするように取組む。
さて、環境配慮型社会として水準の高いドイツだが、「環境ブーム」ともいえる90年代初頭に比べると、スーパーなどに包装された野菜なども増えている。肉なども量り売りが基本だが、あらかじめパックされていることもしばしば。
またドイツのスーパーのレジには有料の布袋やポリエチレンの袋が置かれているが、最近ではポリエチレンの袋のみ扱うスーパーもある。90年代初頭では、たとえ有料でもポリ袋を扱うことに対して市民の目は厳しかった。
90年代に環境問題については、ある程度の仕組ができあがり、環境配慮型の社会になった。政治的にも 『環境政策』 が確立した。そのため市民の熱気そのものは最盛期にくらべると後退気味にあるといえそうだ。マイナルドゥス氏は 『最近、環境問題に対して(エアランゲン市の)政治的なサポートは少なくなった』 という。(了)
【編集メモ】 ピザの罪悪感
◆外国に住むと自分の感覚が変わることがあります。例えば日本で 『ちょっと派手かな』 と思っていたシャツが、ドイツではそう感じない。そういう感覚の変化があります。
◆わが家はピザの出前を頼むことがあります。ドイツでも日本と同様、ダンボールのハコに入れられてきます。サラダを頼めばプラスティックのパックに入れられてきます。
◆日本に住んでいるときも 『ピザと一緒にゴミが来る』 と冗談をとばしていましたが、ドイツでピザを頼むと包装材の多さに対して罪悪感すらおぼえます。感覚の変化です。
◆結果的にはダンボールのハコもリサイクルシステムの中に流通する『緑の点』というマークがついているので、きちんと分別すれば『いちおう環境配慮』なのですが、『罪悪感』を抱かせる要因とは何か。これが案外大切なように思えます。(高松平藏)
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