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2002-09-27

 


昼食も親子で

ハイテク産業エリアに保育園

人材確保ねらう

 

【エアランゲン】 ドイツ南部のハイテク関連のベンチャー企業などが集積するエリアに、このほど保育所が開設された。今月24日にはオープニングセレモニーが行われた。

保育所ができたのはエアランゲン市(人口10万人)のテンネンロへという地域。地元紙「エアランガー・ナハリヒテン」(9月26日付)によると、同エリアのハイテク関連研究機関「Fraunhofer-Institut」が以前から考えていたもので、ねらいは社員が家族も仕事も大切にできるようにとのこと。いわば人材の確保だ。ちなみに同研究所は音楽データの圧縮技術MP3を開発したところでもある。

保育所開設までは資金面や法律といったハードルは高かったが、労働福祉機関が保育所の運営母体になることでクリア。これによって同研究機関に勤務する社員のみならず、同地区で働く人すべてが利用できるようになった。

また、州と市から年間68000ユーロの支援をとりつけた。利用者の負担は20%(1時間あたり2ユーロ)。子供の対象年齢は1-3歳。職場と近いため、昼食も親子でとれる。現在17人の子供をすでに預かっており満杯状態で、来春分の申し込みもきているという。

数年前から、ドイツの各自治体は財政難に陥っており、エアランゲン市も例外ではない。同市の場合、長いあいだ総合電機メーカー、シーメンスの城下町として知られていたが、数年前から同社は撤退、縮小の傾向にある。これに対して、同市は企業の育成や誘致を図ることで「脱城下町」をねらう。今回の保育所オープンは市と州のモデルプロジェクトにもなっている。(了)

 

 

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