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インターローカル ニュース |
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/// インタビュー/// |
2001-10-26 |
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なぜ芸術の見本市をするのか 財団法人 大阪21世紀協会 文化部 奧野雅生さん |
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【大阪】 今年の夏、第2回目の『舞台芸術・芸能見本市2001大阪』が大阪21世紀協会によって行なわれた。その運営方針などはまだまだ模索が必要な時期にある。見本市が終って3月。総括を含めた話を奥野雅生さん(同協会文化部課長)にきいた。(聞き手は 高松平藏) ──今年は2度目ですが、昨年にくらべて地味だという意見があります。 「出展団体は約150、昨年は113です。会場を訪れた人は2日でのべ5,200人。昨年より、やや多めです。ただ、展示会場にプレゼンテーションを行なう舞台は作らず、別の会場でアーティストが短い作品を上演する『ショーケース』を行なうことに力点をおいた。そのために、展示会場がさびしくなりました」 ──ショーケース重視。これはバイヤー不在という日本の現状を考慮したものだとか。 「そうです。観客が増えることを狙ったかたちです。考えてみてください。今まで見たこともない舞台芸術を、わざわざお金を払って見にいこうという気には、なかなか なりにくいものです」 「今年は『親子劇場』の人たちの協力もあったので、『お父さん・お母さん』もショーケースを見る機会ができた。ショーケースに登場する作品は必ずしも子供を対象にしたものではありませんが、『ああいうのもいいですね』という感想が聞かれた。将来的に観客の増加というところへつながるのではないでしょうか」 |
奥野雅生さん |
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| ──当分は観客育成という戦略をとるということですか。 「バイヤーが増えてきたら、それに応じた運営に移行してもいいと思っています。ただ、公立ホールがたくさんあっても、作品やアーティストを買い付けるというシステムがないのが現実です」 「ちなみに東京ではすでに、バイヤー向けの『見本市』と、観客育成につながる『ショーケースイベント』の分化が始まっています。大阪はまだまだこれからですね」 ──奈良県の『さざんかホール』で舞踊家・岩下徹さんの公演が今年6月に行なわれました。昨年の見本市で成立した「売買」だときいています。 「売買が成立しても、報告があるわけではないので、『商談成立』の数は把握していません。それでも見本市をきっかけに公演の依頼などが発生するケースもいくつか聞いています」 「ただ、ショーケースに登場したアーティストの中には、単なる『発表会』の場になっている人もある、という指摘も専門家から出ています。つまり、ショーケースに出てもらうアーティストを選ぶことも運営側に求められる。またブースなどで行なうプレゼンテーションの方法や技術を向上させる必要もあるといえそうです」 「とにかく、今年で2度目。文化や芸術の活性化はある程度、長期的な視点が必要です。各方面から注文をつけられることは多いですが、同時に継続してほしいという要望もたくさん聞かれます。舞台芸術の売買の『芽』になりそうなことをどんどんやっていきたいです」 【取材メモ】変わる文化イベント 同見本市で行なわれたあるセミナーに参加した文化ホールの関係者は約90名。しかし、決して熱心な情報交換が行なわれたわけでもなさそうだ。ここで見えてくるのが、ホール関係者の質と専門性だ。「買う側も 売る側も、見本市を活用しきれていないのでは」と奥野さんはいう。 大阪は「国際集客都市」を標榜しているが、こだわってきたのはあくまでも「集客の数」。そんな中、「集客の質」を問いだしたのがこの見本市だ。人が集まったあと、どうしたいのか──。「場」としての都市経営には必要な観点だ。(了)。 |
見本市会場の様子(2001年8月1日) |
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