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2001-06-27

 

ダンスとピアノ
岩下徹さん、板橋文夫さんの即興セッション

さざんかホール、潜在する地元客を発見



 

【奈良県】 ダンスの岩下徹さんとジャズミュージシャンの板橋文夫さんによる即興によるセッションがこのほど、さざんかホール(大和高田市、人口約7万6000人)でおこなわれた。

同公演が行なわれたのは今月23日。客席 1,040 席の大ホールの舞台上にピアノ1台をおき、真中を囲むように、3面を観客席に作られた。身体の息遣いやピアノのタッチまで伝わるようにとの配慮によるものだ。

2人は舞台に登場。岩下さんは舞台の真中にたつと同時に、踊りにはいった。お互いのリズムと拮抗したり共感するかたちで1時間。途中、板橋さんも、岩下さんも客席に流れ込むなど、空間全体に広がる時間を生成していった。公演終了後、アフタートークが行なわれたほか、翌日には岩下さんによるワークショップも行なわれた。

制作をおこなった同ホールの西川志乃さんによると、観客動員数は126人。当日券が25枚出たこともあり、100席程度用意していた客席を急きょ増やした。当日券がこれほど出ることも普段はないという。

奈良県は文化的に保守的との見方が強く、今回のような公演では「50人も動員できればいいほうだと思っていた」(同氏)。

現段階では正確に客層の把握はできていないとしながらも奈良県の観客も多かった。一方、板橋さんや岩下さんの熱狂的なファンと思われるお客を中心に遠方からの観客もいた。「遠くは徳島から来た人がいた」と西川さんはいう。

また、奈良県在住で、岩下さんの10年来のファンが来たという。「子供ができてから、遠方まで見に行くことができなかったとのこと、喜ばれた」(西川さん)

さらに今回のような公演を、初めて見たという人も予想以上にあり、潜在的なお客がいることが浮き彫りになった。さざんかホールではダンス公演ははじめてだったが、今後もダンス公演を打っていきたいと西川さんは意欲的だ。(了)

◆さざんかホール 
http://www1.kcn.ne.jp/~sazanka/index.html



さざんかホールで行なわれた即興セッションのチラシ

 

アーティストの役割を提示
提供したい、人生や生活に食い込むような時間
岩下徹さんのマネジャー、志賀玲子さん

 

【7月9日】奈良県大和高田市のさざんかホールで、このほど舞踊家の岩下徹さんとジャズピアニストの板橋文夫さんの公演がおこなわれた。先月27日付けの当メールマガジンで報道したところ、岩下さんのマネジャー、志賀玲子さんから次のようなコメントをメールで得た。

ホール側の制作の万全さに支えられて、とてもよい公演になったと思います。

ダンスの潜在的な観客というのはどんな町にでもいるだろうし、むしろダンスの側がはじめて見にきてくださったお客さんの生活や人生に食い込むような時間を提供できるかどうかがむしろ問われているのだと思います。

岩下徹さんは、パリに拠点を置く舞踏グループ「山海塾」のメンバーもかねる。

 

 

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