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2000-12-12

 

行政による文化マーケットのコントロールを容認

ドイツ、エアランゲン市

 

【エアランゲン】ドイツ南部のエアランゲン市、文化部責任者、ディエター・ロスマイスル(Dieter Rossmeissl )さんはこのほど、行政が行なう文化支援に関して、次のようにのべた。

「観客からの支持のないアート、そして、人気のある『マス文化』に対して基本的には行政の支援は不要。しかしながら、ときには観客が支持しやすいような支援をするべきだ。行政の仕事はバランスコントロールにある」

例えば、ニュルンベルグ市では以前、文化行政において音楽の担当者がクラシックよりも現代音楽をサポートしたことがある。いったん、昔からのクラシックファンによるチケット購入が減ったが、現代音楽を切り口に新しい観客が増加したという。行政は観客の好みにも影響するというわけだ。

同氏は今年4月に就任。前任者は文学作家でもあったことから「文化ファンによる文化行政」というカラーだった。それに対して、ロスマイスルさんはアートアドミニストレーターとしての文化行政を重視している。(了)

【補足】ドイツの公務員は異動が少ない。各部署の責任者にいたっては強い権限と責任を持つ。各行政分野にCEO(最高経営責任者)がいるとイメージするとわかりやすい。

したがって、文化行政なども担当者の趣向や手腕がかなり反映される。ロスマイスルさんの前任者は文学作家でもあり、例年「詩人の祭典」を行なうなど、文学の町としてエアランゲンを特徴付けていた。


ディエター・ロスマイスルさん

 

 

 

 

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