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///ニュース/// |
1999−06−09 |
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ドイツの『寄席』、10周年を迎える 集客率低下に苦戦 テレビのチャンネル増加、変化する客の嗜好 FiftyFifty |
10周年を迎えたFiftyFifty |
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【エアランゲン=6月9日】このほど、ドイツの演芸の一種「カバレット」を中心に上演する劇場、FiftyFifty(エアランゲン市、アンドレアス・ビューラー代表)が設立10周年を迎えた。チケット収入だけでは経営が難しい状況だが、これまでは企業の支援や寄付金などによって支えられてきた。一方、数年前からドイツではケーブルテレビのチャンネル増加などにより、観客の娯楽も変化。資金調達のみならず、上演内容そのものも厳しい条件にさらされている。 同劇場設立のきっかけは、エアランゲン在住のカバリスト、クラウス・カル・クラウス氏がカバレット専用の劇場を作ろうとしたのがはじまり。当時、ビューラー氏は出資者のひとりとして関わっており、そのまま、劇場のマネジメントを手掛けることになった。 |
カバレットのリハーサル。本番さながら。 |
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89年のオープン以降、FiftyFiftyは根強いファンを獲得してきた。上演内容の良さと、劇場内に作り出された独自の雰囲気によるものだ。エアランゲンから約200Km離れたミュンヘンなど、遠方からの常連客も少なくない。「エアランゲン市の経済振興にも一役買っている」(ビューラー氏)かたちだ。 |
劇場の壁にはスポンサーの名前を記した額が貼ってある。社会に貢献している証。 |
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<ことば> カバレット【Kabarett】 ■きき慣れない言葉だが、歌やダンスなどを取り入れたエンターティンメント「キャバレー」といえば理解しやすい。キャバレーがドイツ語圏で発達したものがカバレットだ。日本では独文学史や音楽史の観点から研究されている。 ■ところで、独国内でカバレットブームがおきたのは1970年代。社会的、政治的批判をカバレットで行われていたような風潮があったという。東西ドイツが統一された90年にはブームが再来。「ゆえにカバリストが増えすぎた」(ビューラー氏)。 ■テレビにもしばしば登場する。歴史を振り返るようなドキュメンタリー番組では、文化人のコメンテーターに並んでカバリストが名を連ねていることもある。カバレットは政治や社会に対する批判精神が旺盛な芸だ。それだけに、カバリストは時代を見る「独自の目を持った者」という位置付けがあるようだ。 ■余談だが、「モモ」「はてしない物語」などで著名な作家、ミヒャエル・エンデ氏も一時ミュンヘンでカバレットのための歌や小劇を書いて糊口をしのいでいたことがある。(了) |
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